HiGH&LOW を観る人生と観ない人生。
人生の予定になかったものを観たら大変楽しかった話。
■ そもそもHiGH&LOWとは
EXILEの人たちがいっぱいでてくるイケメン大運動会
詳細を説明ができる程深まっていないので、気になったら後程Wikipediaの大見出しだけでもご参照いただきたい。
HiGH&LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜 - Wikipedia
■ HiGH&LOW(未)
・時々ローソ/ンで700円くじやってる、めっちゃEXILEが出てくるヤンキー映画。
この程度の理解で何の気なしに金曜ロードショーで「High&LOW THE RED RAIN」を観ました。
ながら見で『イケメンがUSBで揉める話』『強く強く強く』、という情報を得て数日。
Twitter にて「レッドレイン触ったら案外楽しめそうだったので、公開中の劇場版を機会が有ったら観たい」旨をツイートしたら、信用できるオタク数名からまあまあの勢いのダイマを浴びたので、鑑賞を決意。
今までの物を一切通過していない事、また、クローズZEROにずぶずぶだった過去があるので、触ったら沼に嵌るという無意識のストップがあったのに、
『実質スーパーロボット大戦だしストーリとか意味ない』
と言われたら我慢できなくなりました。何それ好きなヤツだ観たい。
そのままノリでレイトショーの窓口に行ったら、キャラクターブックまでくれたのでとても親切だと思いました(今思えば週替わりの特典商法)。
ここまでがHiGH&LOW(未)の自分。ビフォー。金ローのRED RAINは編集的なアレで数にいれるなと各位に言われたので、劇場に入るまでは未でカウントしています。
ついでに言うとネットミームとして『アメ車のボンネットに乗車する林遣都』と『あまみやきょうだい』、WEST担として『藤井流星くんの妹さんたちが出てる』は知ってました。
ここまでがHiGH&LOWを知らない人生。
■ HiGH&LOW(済)
THE MOVIE2/END OF SKYを130分浴びた結果、人は圧倒的な何かに触れると人間は語彙と偏差値を失う、という境地を垣間見ました。
ほぼよく分かんないのになんだこれ面白い
「CLAMP作画の映画泥棒さん可愛い」とか思っていたら、いきなり畳み掛けてくるアクション・アクション・殴り合い・特効・友情・努力・勝利、コレしょうねんまんがだジャンプとチャンピオンだ私しってる。
冒頭から待ってくれそんなとこから飛び降りるな死ぬぞ!? っていうようなアクションを延々見せられて唖然としている間に、「なにも分からなくても立木文彦が教えてくれるから大丈夫」と言われていた通り解説の嵐。
畳み掛ける状況説明。野暮なくらいに出てくる登場人物の名前テロップ。名前は把握しきれなくても服装でなんとなくどこのお友だちかは把握できる親切仕様。
映像やセリフ回しで説明する、なんて事は時間の無駄だとばかりのストーリーを前に転がすためだけの力技に次ぐ力技。
画面に白ずくめで杖を突いたファンタジー極まりない人が出てきた辺りで考える事を放棄。パーリータィム…
心の中に飼ってる村上信五さんに「馬鹿になろうぜぇ~」と言われた気がしたので従いました。
なにせ画面の勢いがすごい。
勢いが行き過ぎてバンバン車壊れるし人殴るし轢かれるし、バイクぶっこわすし轢くし走行中の車に生身の足で並走してフロントガラス蹴破って乗車しただけでも唖然としてたのにその車の屋根に飛び乗って日本刀突き刺すヤクザとか正気の沙汰じゃない。
この目で見た光景なのに文字にするとこっちが正気じゃない気分になるから怖い。
分かんないのになんだこれ面白い
ストーリーは納得ずくで頭の端に置いておいて、ひたすら続くアクションを浴びていると脳がやられてくるのでそこからは視聴者として『出来上がった』感があって、時々思わせぶりに空を見上げてたたずむ窪田正孝とか、横一列に隊列を組んで歩くベテラン俳優の群とか、なんだこれもう怒涛の絵面が超楽しいもっと浴びせてくれ……!
私では言語にはできない、でも明確な、『枝葉末節を脇に除けてでもやりたい物がある、かっこいいものをみせたい』、と言う気迫が画面から滲み出てくる。
突き詰めた『かっこいい』は時に異次元。
主軸が明確なものは見ていて心地が良い。
【初心者必見!!】『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』ストーリー&キャラクター映像
この尺で既にえげつないアクション。
分類として確かに『人生でどうしても観なきゃいけないもの』ではないんだけど、出来れば観て欲しいしどうせ観るなら絶対にスクリーンで観た方がより楽しい。
だってでっかいほうがなにかとはくりょくがあるしつよい。
浴びるなら劇場で浴びて欲しい。
HiGH&LOW THE MOVIE2/END OF SKYは目から摂取する合法的なアレだった。
観るか観ないかの人生なら、私は観る人生を選びたい。
もう暫くはどこの劇場でもまだ見られるのと、11月にこの続きが公開するので、乗っかるなら今。だと思う。
以下蛇足
■ 知ってしまったその後
・AKIRAさんと一緒にいた不死身なヒゲのピンクスカジャンが気になり、人生で初めて「劇団EXILE」を検索。青柳翔さんというファンシーな存在を知る。可愛い。
・Huluに加入して見られるだけのものを視聴。全部見たのに理解が及ばない、ガバガバストーリが逆にいろいろ考えさせるという罠に気付くもここまでくると戻れない。
・速攻で二回目を観る。なんなら明日三回目を観る。
・ベスト盤が聴きたくてAWAに加入。VOICE OF REDの無限ループ時々Mariaの生活。
・職場のLDH famの先輩と急激に仲良くなる。(何気に個人的な最たる収穫)
■ 初見で私が興奮したところ
・各グループのキャラソン(?)が強い。
・轢かれた!(車に) 車止めで避けた!(バイクを)割った! (走行する車のフロントガラスを)乗った!(その穴から乗車)
・仮面ライダーイクサだ!ダークキバだ!
・大切なデーターの保存をUSB一本に頼らないでほしい。
・白づくめオールバックの遠藤雄弥とか刺さらないわけがない
・メンディーさんという優しさと強さのアイコン
・謎の祭壇の前で筋トレしてるバッキバキのモニタリングに出てる人(NAOTOさん)を見て、ZEROⅡで金子ノブアキがやってたやつぅー!と一人興奮。ジェシーはアンドロイドかガンプラの類か?
・最終決戦前の所属Gごとにぞろぞろ集まってくるの、マジクローズZEROの大運動会前(大好きな絵面)
・生肉で釣りしたりギャングが出没したりするから山王街は北斗の拳的な世界観なのかと思ったら、意外とただの商店街。
・むしろ無名街という、一般居住区のすぐ近くにある世紀末。スモーキーがトキ。
・大事なデータが入ってるUSBならせめてキャップレスはやめて欲しい